中小企業診断士試験はどのような会場で行われるのでしょうか?私は1次試験を4回、2次試験筆記試験を4回、2次口述試験を1回受けましたが、場所はすべて東京都内でした。東京地区が受験会場の場合、会場は都内になると思いますが、場所は大学が多く、貸会議室というケースもありました。
1次試験は8月の第一週の土日に行われることが多いです。2日間で7科目、計8時間半の試験で体力勝負です。受験生も多く、受験生同士の距離が近く、スペースが狭い印象があります。長丁場の試験ですのでかなりの時間を試験会場で過ごします。大学のキャンパスですと緑もあり、気分転換できるのですが、貸会議室だと歩く場所が少ないので窮屈な気がしました。2次試験に比べるとまだ予選という雰囲気があります。ただ、初日にかなり体力を消耗するので、最後まで集中力を切らさないことが必要でかなり厳しい試験です。
2次筆記試験は10月下旬に行われるので気候的にはかなり涼しくなります。雰囲気は1次試験と比べるとさらに厳しい感じになります。会場にいる受験生の18~19%程しか受からない試験であり、誰もが必死に問題に向かいます。80分×4事例で計5時間20分考え抜かなければならないので非常にハードです。事例ごとの休憩時間は40分あります(昼は60分)ので気分転換も重要です。私は令和5年度は早稲田大学が会場でしたので休憩時間はキャンパスを散歩したりしていました。会場自体は1次試験と大きくは変わらず、大学、貸会議室で私は受験した4回とも会場は違いました。
2次口述試験は、1月下旬でした。筆記試験の結果発表が2次試験終了から約2か月半ありますので非常に待たされます。1次試験から最終的な合格発表まで半年近くかかるのがこの試験の特徴といえそうです。会場は池袋の立教大学でした。ここまで来ると受験生も非常に絞られています。口述試験の部屋まで1人ずつ案内されます。こうしたところは1次試験とは全く扱いが違うと思いました。試験自体は10分程度で終わるのですが、質問自体はかなりピンポイントで難しいものもありました。
では、次回は別の話題を書きます。